特徴

「ガス軟窒化」とは、所定の温度下で、鋼の表面から窒素と炭素を浸透・拡散させ表層面のみを硬質化する処理です。500℃~600℃未満の炉内にNH₃(アンモニア)+N₂(窒素)+CO₂(炭酸ガス)を供給し、分解した活性窒素と炭素が表面より浸透・拡散します。表面には炭窒化物による化合物層が、直下に拡散層が生成される事により、耐摩耗性、耐疲労性が向上します。また処理温度が低い為、歪が抑えられ、寸法変化が小さい点もガス軟窒化の長所です。ほとんどの鉄鋼材料に対して、ガス軟窒化処理の適用は可能で、タフトライド(塩浴軟窒化)と同等の処理です。JIS加工記号:HNC-G

基本情報

項目内容
処理可能サイズφ350×H650の空間内に入るもの
適応材質・普通鋼 SS材 SPC材
・特殊鋼(炭素鋼)SC材
・特殊鋼(機械用合金鋼)SCM材
・特殊鋼(工具鋼)SK材
・特殊鋼(ダイス鋼)SKD材
納期目安中1~3営業日

事例紹介