特徴

「焼なまし」とは、鋼を所定の温度以上に加熱保持後、徐冷する処理です。工具や機械部品を加工する際には、残留応力(加工や熱で生じる応力)の除去、素材の軟化、組織の均一化等、被削性を改善する必要があります。800℃以上で加熱保持後、徐冷する事で、被削性、展延性、靭性が向上します。焼なましには、「拡散焼なまし」「完全焼なまし」「球状焼なまし」「等温変態焼なまし」「応力除去焼なまし」などに分けられます。例えば低温で応力を除去する「応力除去焼なまし」、高温で成分や不純物を均一化する「拡散焼なまし」など、目的の性質改善に合わせて処理を選択します。焼鈍(しょうどん)とも言います。JIS加工記号:HA

基本情報

項目内容
処理可能サイズW600×D(950~1100)×H750
適応材質・特殊鋼(低炭素鋼)SC材
・特殊鋼(中炭素鋼)SC材
・特殊鋼(機械用合金鋼)SCM材
・アルミニウム
・銅
納期目安翌日~中2営業日

事例紹介