特徴

浸炭焼入」とは、金属の表層から炭素を浸透・拡散させて表面のみを焼入硬化する処理です。表面は硬く耐摩耗性が得られ、内部は硬さが低いため高靭性が得られます。耐疲労性も改善できます。
浸炭焼入は低炭素鋼または低炭素合金鋼の加工品に対して行います。表面層を高炭素化させた後に焼入する事で、表面層は硬化しますが、その内部はあまり硬化せず柔軟な組織のままであるため、処理品は靱性が高く、表面層は耐摩耗性を維持します。浸炭層深さは0.5~1.0程度です。
自動車部品・船舶部品等をはじめ、各種の機械部品に幅広く応用され、最も普及している表面熱処理です。JIS記号:HC

「浸炭窒化」とは、鋼の表面に炭素と同時に窒素を浸透・拡散させ、表面層のみを焼入硬化する処理です。耐摩耗性が向上します。
浸炭窒化は、通常のガス浸炭雰囲気中にNH₃(アンモニア)ガスを添加し、NH₃から分解した活性窒素により、窒化と浸炭を同時進行させます。窒化が焼入性を向上させる為、焼入れ性の悪い材料、SPCC(冷間圧延鋼板)、S15C(低炭素鋼)などの非合金鋼の処理が可能になり、比較的安価な材料を選定することが出来ます。JIS加工記号:HCN

基本情報

項目内容
処理可能サイズW500×D950×H750
適応材質・特殊鋼(機械用合金鋼)SCM材
・普通鋼 SS材 SPCC、SPHC材
・炭素鋼(低炭素鋼)SC材
納期目安中1~3営業日

事例紹介